• このエントリーをはてなブックマークに追加

OEM からの脱却! 夢の自社ブランドを確立!!

ヤマダイ食品 株式会社(製造業) 代表取締役会長兼社長 樋口 智一 様

父の死を機に『MAS 監査』導入へ。返済計画を見直して財務環境改善

直接のきっかけは父の死でした。

後を引き継ぐかたちで社長に就任し、金融機関に挨拶回りをした際、メインバンクから「これ以上は融資できない」と言われたんです。調べてみると、年商の半年分に相当する借入金を抱えていました。
知人の経営者に相談すると、「会社は赤字で潰れるんじゃない。現金不足で潰れるんだ」と言われました。このとき初めてキャッシュフローの大切さを理解したのです。

「これではいけない」と『MAS 監査』を導入し、銀行への返済計画を整理。金融機関にローンの組み替えを依頼し、何とか財務環境を改善できました。

資金繰りに余裕が出て悲願だった自社ブランドを展開

『MAS 監査』によって実現したのは財務環境の改善だけではありません。資金繰りに余裕が出たおかげで悲願だった新規の自社ブランド展開の夢も叶ったんです。

元々、私が入社した1990 年代前半の当社はOEM(相手先ブランドによる生産)への依存度が高く、自分たちに意思決定権もありません。でも、自分の運命は自分で決められるようにしたかった。自社ブランドの強化は悲願だったんです。

私が社長に就任した2003 年以降、『MAS 監査』を導入しつつ、自社製品の比率を高める努力をしてきました。
現在は家庭用の冷凍食品が前年比60~80%の伸びで育ち、売上げの1割強を占めるように。さらに、『NOAGE』という飲料製品も開発し、販売しています。